過敏性腸症候群(IBS)はストレスが大きな原因の1つといわれています。
ではストレスは何から生まれるのでしょうか。
大きく分ければ内的な要因(心理)と外的要因(環境)の二つが絡み合ってストレスが生じます。どちらか一つだけではストレスにはなりません。
つまり心理なり環境なりを改善できれば、ストレスが大幅に軽減できるのです。
【環境は「変えられられない」ものと「変えられる」ものがある】
環境を変えようと考えるとき、誰でも気がつき迷うことがあります。
それは環境には簡単に変えられるものとそうではないものがあることです。
例えば、生活している国や県、市町村。学校や職場。住宅や町内会のような地域組織は、変えようとしてもすぐ変えられるものではありません。変えるにしても多大な労力と時間、資金が必要になってきます。
それとは別に、サークルやスポーツジム、習い事といった自発的に選んで入った環境は、比較的変えやすいといえるでしょう。
IBSの原因となる環境ストレスはどちらかといえば前者の場合が多くなります。なぜなら「簡単には変えられない」こと自体がストレスを増大させる要因となるからです。
【変えられる環境は変えてみよう!】
どうしても変えられない環境の場合は、ストレスのもう一方の要因である心の持ち方・考え方で対応するしかありません。
しかし「変えられる環境」を変えることによって「変えられない環境から受けるストレス」を軽減することはできます。
新しい環境を加えることによって、息抜きができるようになるからです。
【新しい環境を得ることで、前向きになる】
新しい環境を自発的に選び楽しむことで、「変えられない環境から受けるストレス」を少しでも解消することができます。
興味があることなら何でも構いません。好きな趣味のサークルや習い事など、新しく始めてみませんか。
その行動自体がポジティブな心となり、ストレスの感じ方を変えていく効果があるのです。