過敏性腸症候群(IBS)はストレスと密接な関係があるといいます。
しかしストレス自体は多かれ少なかれ人生につきもの。完全に消すことは不可能です。
いかにうまく付き合うかがIBS改善にとっても鍵になります。
その点からしても運動はとても役に立ちます。
【軽い運動は気分転換とストレス発散につながる】
運動は身体を鍛えたり、免疫力をあげたり、ストレス発散できるなど様々な効果がありますが、そんなに本格的にしなくてもIBSの改善には十分効果があります。
仕事や勉強で根をつめているとき、たまに身体を伸ばしたり軽く歩いてみると気持ちがすっきりしませんか?
疲れない程度の散歩や柔軟体操で身体を動かすだけでも、血行がよくなり気分転換になります。心身ともにリフレッシュできるのです。
このリフレッシュがIBS改善に関わってきます。
【IBSの症状の引き金は?】
IBSの症状である便通異常は病気としては原因不明ですが、たいていストレスが引き金になっているのは明白です。
腸は「第二の脳」と例えられるほど心の動きに敏感に反応します。
プレッシャーにあったとき、急にお腹が痛くなるなんてことは誰でも経験があるでしょう。
少し強引ですが、IBSは「ストレスから便通異常という流れが完全に癖になっている」ようなもの。
本人が意識していないようなちょっとしたストレスにも反応して便通異常を起こすようになってしまっているのです。
だからこそストレスをうまく緩和する方法を身につけることは、IBSの改善につながります。
軽い運動によるリラックスもそのために必要なのです。
【気分転換に軽い運動をしてみよう】
本当に簡単な疲れない運動で構いません。
はっきりいえば、その場でぐっと背伸びする。それだけだっていいのです。
大事なのはその行動で気持ちを切り替えること。
心をリフレッシュすることです。
ストレスをうまく緩和して、少しずつ自分をIBSの呪縛から解き放っていきましょう。