ストレスとのつき合い方が過敏性腸症候群(IBS)改善克服のコツです。
そのためにも、1日に最低1回はくつろぎタイムをつくりましょう。
どんな環境でもストレスそのものは無くなりません。
いかに緩和、解消していくかが大切なのです。
【昼下がりに休憩するのは由緒正しいくつろぎタイム!?】
たとえばスペインのシエスタ、イギリスのアフタヌーン・ティーに見られるように、昼下がりの休憩時間は伝統的な文化の一つです。
もちろん各国それぞれの歴史や事情に根ざしていますから、ストレス緩和のためにしているわけではありません。
しかしこの時間帯に休憩時間を取ったほうが実際に仕事や学習の効率も上がりますし、ストレスも大きく緩和されます。過敏性腸症候群の改善にも効果があるでしょう。
それは生体リズムにあっているからです。
【日中、必ず心身の調子が落ちる時間帯がある】
心身の調子というものは一般的に午前中はどんどん上がり、正午ごろを最高として午後は下がっていきます。そして午後4時あたりを境に一度活性化したのち、就寝時間にむけてまた下がっていきます。
つまり午後2時から4時は、目が覚めている時間中で最も心身ともに低調なのです。
もちろん生体リズムには個人差がありますから、必ず昼下がりに調子が落ち込むとは限りません。
ですがサイクルそのものは誰にでも存在し、覚醒中に一度は低調になる時間があります。
自分自身の生体リズムを観察して、毎日必ず心身ともにだるくなる時間帯を見つけてください。
そのタイミングに休憩や昼寝をとる行為は生体リズムにぴったりあっており、効率的にリフレッシュできるのです。
【生体リズムにあわせてくつろぎタイムをつくろう】
仕事や学校に通っているとなかなか難しいですが、あなたの生活リズムの低調時間帯にくつろぎタイムをつくってみましょう。
20分前後で構いません。難しいことは一切考えず、のんびりゆったり過ごしてみてください。
思った以上にリフレッシュできて、ストレスも緩和します。
過敏性腸症候群(IBS)を改善克服するためにも有効なストレス解消法です。
※参考サイト
■公益社団法人日本薬学会(2005-2008)「概日リズム」<http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?概日リズム>(参照2016-02-14).
■日本睡眠学会事務局(2006-2016)「日本睡眠学会」<http://jssr.jp>.