過敏性腸症候群(IBS)に限らず、病院に行くとお医者様から「適度な運動をするように」といわれます。
これは確かに正しいですよね。反論の余地がありません。
ただし私の経験からすると、やみくもに運動すればいいわけではないと思います。
IBSの改善を考えると、運動するときに1つ大切なことを意識しておく必要があります。
それは「自信を取り戻し、セルフイメージを回復する」ことです。
運動がもたらす過敏性腸症候群(IBS)改善へのメリット
適度な運動にはもちろん良い影響があります。
ストレスの発散にもつながりますし、体力もついて免疫力だって高まるといいます。
過敏性腸症候群(IBS)の原因の1つと考えられているストレスをナチュラルに緩和し、また基本的な身体の調子が良くなれば、便通異常の回数も少なくなるのではないでしょうか。
しかし、ただそれだけなら、根本的な解決に一歩足りません。
IBSは心の影響が大きいとされているからです。
身体だけ好調になっても、心理状態が苦悩から解放されなければ、結局症状が出続ける可能性が高いと考えられます。
IBSの改善するために運動するなら、大切なのは「運動を利用してセルフイメージを高めること」です。
運動を続けることでセルフイメージを高める
運動は継続すれば必ず目に見える結果が表れます。
ちょっと重いものが持てるようになった。
長く速く走れるようになった。
息切れが少なくなった。
続ければ以前より身体能力が上がっていくことを自覚します。
また運動に限りませんが、そもそも続けること自体すごいことです。
もう一週間、毎日走っている。
一ヶ月も筋力トレーニングを続けている。
そんな「継続したこと」も、誰の目にもはっきりわかる結果です。
小さなことですが、そんな達成感が自信につながります。
この自信、すなわちセルフイメージの向上が、IBSの克服には必要と考えられます。
過敏性腸症候群(IBS)によって、いつの間にか下がってしまったセルフイメージ
過敏性腸症候群(IBS)で悩んでいる人は、いつの間にかセルフイメージが下がっています。
なんでいつも肝心な時に、トイレに駆け込まないといけないのか。
なんでいつもお腹の調子を警戒してビクビクしていなければならないのか。
自分は他の人に比べて、心も身体も弱いのではないか。
気にしないようにしていても、心のどこかでそう考えている人は多いのではありませんか?
周りの人のなかには過敏性腸症候群(IBS)という病気についてよく知らずに、そんな目を向けてくる人もいるでしょう。
結果として、IBSで苦しむ人は自信を失い、セルフイメージがどんどん下がる傾向があります。
そして、そのセルフイメージの低下はさらなるストレスの増加につながって、延々とIBSの悪循環にはまってしまうのです。
そのため、どこかでセルフイメージを少しでもプラスの方向へ転換し、IBSの悪循環から外れることが大切になってきます。
運動は、そのセルフイメージを高める手段の1つです。
運動を利用して自信を取り戻そう!
前述した通り、運動は続ければ必ず結果が表れます。
そうしたら思いっきり自分を褒めましょう!
人と比べることはありません。
続けてきた時間、達成した結果を見つめて「俺って思ったよりできるじゃん!」「私って意外と頑張れるのね!」と自分を認めてあげてください。
ささやかであっても積み上げた自信が確実にセルフイメージを高めて、過敏性腸症候群(IBS)の悪循環にから抜け出す一歩に繋がるはずです。