IBSと食事

暴飲暴食してませんか?過敏性腸症候群(IBS)と食事の関係に注目

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過敏性腸症候群(IBS)は、原因不明の便通異常が生じる病気とされています。

突然お腹が痛くなってトイレに駆け込んだり、急に便秘に苦しんだり、頻繁にガスが出たり。
命にかかわるほど症状ではありませんが、生活レベルは落ちますし、ストレスも溜まります。

そこで、ちょっと振り返ってみてください。
ストレスが大きすぎて、解消のためについつい暴飲暴食していませんか?

もしかしたら過敏性腸症候群が原因だと思っていた便通異常の中に、暴飲暴食のせいで生じた症状が混ざっているかもしれません。

暴飲暴食すれば、お腹を壊しやすくなるのは自然な反応

当然といえば当然ですが、一般的な原因で起こる便通異常はただの生理現象です。

たとえばお腹を冷やしたり、古いものを食べたりして下痢するのは、消化しきれなかったり体に悪いものを早く外へ出そうとする身体の防衛反応みたいなもの。
なんらかの病気が原因でない限り、お腹を冷やしたり消化しにくいものを食べておこる便通異常は、自然な身体の反応といえます。

もちろん暴飲暴食して胃腸に負担をかければ、下痢したり便秘になったりします。

しかしその便通異常を見ただけでは、一般的な原因によるものなのか、過敏性腸症候群(IBS)によるものなのかは、区別がつきにくいですよね。

そこに、過敏性腸症候群改善のヒントがあります。

普通の便通異常の原因を取り除く=便通異常が少なくなるかも

もし過敏性腸症候群(IBS)が原因だと思っていた便通異常の中に、一般的な原因によるただの下痢や便秘が混ざっていたとしたらどうでしょうか。

トイレに駆け込んだ時点では、どっちが原因なのか分かりませんよね。

区別する意味がないように思うかもしれませんけれど、ちょっとだけ考えてみてください。
暴飲暴食のような食事が原因の便通異常なら、食生活を見直すだけで回避できるのではないでしょうか。

もしも、すべての便通異常のなかに、過敏性腸症候群以外の原因のものが含まれていて、しかもそれが食事によるものだとしたら。
食生活を見直せば、ナチュラルにトイレに行く回数を減らせるかもしれません。

たとえ1回や2回であっても、便通異常の数が少なくなるなら、取り組んでみる価値があると思いませんか?

1回でも回数が少なくなれば、IBSの悪循環から一歩抜け出せます

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食生活を見直すことで、ほんの少しでも便通異常の回数が少なくなったと感じ取れたら、過敏性腸症候群(IBS)改善の第一歩といえます。
なにしろ、何をやっても治らないという苦しい過敏性腸症候群の悪循環から、ささやかですが抜け出せたのですから。

もっと体にいいものを食べれば、もっとトイレの回数が少なくなるかもしれません。
もっと健康に気をつければ、さらに便通異常が少なくなるかもしれません。

ただ暴飲暴食をやめるのではなく、あなたが行った努力の成果を探してみてください。

どんなに小さくても自身の努力が実ったと感じれば、その成功体験は過敏性腸症候群(IBS)の悪循環にくさびを打ち込みます。
その認識の変化が、過敏性腸症候群の改善につながるかもしれないのです。

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