過敏性腸症候群(IBS)は病院で検査を受けても原因がはっきりしない便通異常に悩まされる病気です。そのため心理的な要素、特にストレスが大きく関わってるといわれています。
だからといって下痢や便秘の全てがIBSが原因とは限りません。
病気でなくても食事や生活スタイルによってお腹の調子は悪くなります。
特に食事は直接影響が現れます。お腹に悪い食品はなるべく避けて、少しでも便通異常を少なくしましょう。
【体質は人それぞれ。苦手な食品を覚えておこう】
大前提としてお腹を壊しやすい食品は人それぞれです。
ある人は牛乳が苦手だし、油が多い肉がダメという人もいます。お酒を飲むと次の日は絶対トイレの住人だという方もいるでしょう。
一般的にお腹を壊しやすい食品を避けるのも大切ですが、自分が何を苦手としているかを正確に知っておくことです。
特にアレルギー体質はこのような個人差に深く関わってきます。
今までの人生を振り返ってみて、あなた固有の苦手食品はありませんか?
それはなるべく避けましょう。
【一般にお腹を壊しやすいといわれている食品】
一般的には以下の食品を大量に食べるとお腹を壊しやすいと言われています。
- 不溶性食物繊維を含む食品(ゆでたインゲン豆や小豆、おから、しそ、納豆など)
- 人工甘味料(キシリトール、ソルビトール、ヘキシトールなど)
- 油が脂肪分が多いもの(天ぷら、フライ、肉類)
- 乳製品
- アルコール飲料
- 硬水
- 冷たいもの
リストを見ると「食べるものがなくなる!」と思うでしょうが、あくまでも大量に摂るとお腹を壊しやすくするものです。
適度な量をゆっくり口にすればそれほど影響はありません。
ただし前述したように人によっては少量でも苦手な可能性があります。
大切なのは自分にとってどれだけ相性が良くないかを知っておくことです。
【苦手な食品を避けて便通異常を少なくしよう】
過敏性腸症候群(IBS)によってただでさえお腹の具合が悪いことが多いのですから、なるべく原因になりそうなものは避けたいですよね。
お腹の調子が悪い時は、直前もしくは前日に何を食べたか思い出してみてください。
もしかしたらその便通異常は過敏性腸症候群のせいではなく、あなたにとって決定的に苦手な食品のせいかもしれません。
そんな食品はなるべく避けて、ナチュラルに便通異常を減らしていきましょう。