過敏性腸症候群(IBS)は原因不明の便通異常が起こり、頻繁に下痢、便秘、ガスなどの症状があらわれる病気です。身体的な原因がないため、心理的な要素が深く関わっているといわれています。
とはいえIBSで実際におこる便通異常は、症状自体はただの下痢や便秘です。血便が出るとか便の色が変わるような、命に関わる原因が思い浮かぶ症状ではありません。
食べ物や飲み物に気をつけることで、軽減する可能性もあるのです。
誰にでもお腹を壊しやすい食べ物がある
例えば、牛乳を飲むと必ず便がゆるくなったりする人がいます。冷たいビールを飲んだ翌日にお腹の具合が悪い人もいます。
このようにアレルギーとまではいかなくても、苦手な食べ物は誰しも一つや二つ持っているものです。
IBSにかかると、あまりに頻繁に便通異常を起こすので、逆にこのような食べ物に対する注意を怠ってしまうときがあります。
初めのうちは気をつけていたはずなのに、下痢を繰り返すたびに苦手な食べ物は関係ない、と思い始めてしまうのです。
苦手な食べ物に気をつけてみよう
IBSの便通異常の中に、苦手な食べ物が原因の下痢や便秘があるかもしれません。
初心にかえって、もう一度そのような食べ物がないか見直してみましょう。
あなたにとってお腹を壊しやすい食べ物があるなら、避けたほうが無難です。
だってもしかしたらそれだけで、便通異常が少なくなったり程度が軽減するかもしれませんから。
できることは何でも挑戦。その姿勢がIBS改善につながる
過敏性腸症候群(IBS)は心理的な要素が深く関わる病気とされています。
だからこそ、無駄だと思わずにできることはなんでも挑戦してみましょう。
苦手な食べ物をちょっと抑えて、なるべく消化の良いものに切り替えてみましょう。
「挑戦する」というポジティブな姿勢が、ストレスを緩和して心も前向きにしていきます。
食べ物への意識一つでも、IBSの悪循環から外れるきっかけになるかもしれないのです。