過敏性腸症候群(IBS)の改善に取り組むとき、モチベーションを保つのはなかなか大変です。
IBSはある程度時間をかけないと改善しない病気ですから、途中で諦めてしまっては今までの努力も水の泡。
だからこそやる気をいかに保つかが重要です。
【好きこそ物の上手なれ】
ちょっと意味は違いますが「好きこそ物の上手なれ」です。
当然といえばその通りですが、なにかを続けるようとするときその行為に興味があるととても大きな原動力になります。
例えば過敏性腸症候群の改善のために運動をするとして、大好きなスポーツをするのと、興味がない運動に取り組むのを比べればどちらが続くのかは自明の理でしょう。
そしてIBSの改善のためには「続けること」に重要な意味があります。
食事にしても、運動にしても、睡眠にしても、環境を変えるにしても、自分が興味を持てるアプローチの仕方を考えてみてください。
要は過敏性腸症候群の改善もできるだけ過程自体を楽しもう!ということです。
その方が結果も出やすいのです。
【客観視のすすめ】
IBSの改善に楽しんで取り組もうとしても、ときにはやる気が落ちることもあるでしょう。
特に一人で続けているときになかなか結果が出ないと、つい「こんなこと意味がないのでは」と考えてしまうと思います。
そんなときは、客観視してみてください。
今の自分の状況や気持ちから距離をおいて、まるでテレビでドラマの主人公を見ているように観察してみてください。
例えば、ダイエットを目的として運動をしているとしましょう。
続けているとどうしても感情が先にきて「何の為に始めたのか」にも「効果が出ている」ことに目がいかなくなり、やる気が失われます。
しかし、客観的に見てみるといろいろなことに気がつきます。
- 「はじめの頃より体重が落ちてる」
- 「最近、周りの人から褒められる」
- 「毎日続けている方がダイエット以外でもメリットがある」
- 「学校や仕事ではもっと嫌なことも毎日してる。運動の方が楽だ」
- 「もっと楽しくやれるスポーツはないかな」
- 「続ける為にちょっと自分にご褒美を作ろうかな」
主観的に感じていたときには気づきにくいことが見えてきます。
客観的に考えることで「目的を見失わずにより良い方法を探して、軌道修正をしていく」ことができるのです。
【楽しいことを客観視しながら続けていくことがコツ】
物事はただ闇雲に取り組んでも続きません。楽しみながら、時々客観視して自分の目的と方法を確認し軌道修正していくことが続けるコツです。
特に過敏性腸症候群の改善は病気という悩みに立ち向かう行為です。どこかで楽しみがないとますます続きません。
今までの努力を無駄にしないためにも、客観視をうまく利用しながら楽しんでIBSの改善に取り組んでください。