過敏性腸症候群(IBS)の改善にはストレスをうまく緩和することが大切です。
睡眠や運動、趣味やリラックス時間をつくるなどさまざまな方法がありますが、食事もまたストレスを緩和させます。
食べ物をちょっと意識するだけでも違いますから、是非試してみてください。
【ストレス緩和に効くとされる栄養素】
ストレスを感じると急激に消耗する栄養素があります。
脳はストレスに対してさまざまな神経伝達物質を盛んに作ります。
そのため材料となる栄養素が不足気味になってしまうのです。
・たんぱく質
・ビタミン類(特にB類、C、D)
・ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウムほか)
この不足する栄養素を効率良く補給すると、脳の活動がスムーズに行われストレス緩和に効果的だといわれています。
【たんぱく質を多めに、ビタミンとミネラルをしっかり取ろう】
肉、魚、卵によってたんぱく質をしっかり取りましょう。
野菜や果物、ゴマ、大豆製品、乳製品、ナッツ類などはビタミンミネラルが豊富です。
逆に甘いものや炭水化物は摂りすぎないように注意しましょう。血糖値の急激な上下はストレス増加の元です。
【必要な栄養素をバランス良くとってストレスを緩和しよう!】
たんぱく質、ビタミン、ミネラルを十分に取ることができれば、ナチュラルにストレスを緩和することができます。
過敏性腸症候群(IBS)の改善克服のためにはストレスの受け止め方を変えていく必要がありますが、そのプロセスに進むためにもストレス緩和は第一歩!
バランス良く食事して、ストレスを少なくしていきましょう。
※参考サイト
■日本成人病予防協会(2016)「ストレス解消法〜食事〜」『健康管理情報2010年3月号』<http://www.japa.org/kk_jyouhou/10/n1003/index.html>,(参照2016-02-20).
■藤元メディカルシステム(2016)「ストレス(第5回)…ストレスへの対応(運動・食事・睡眠)」<http://www.fujimoto.or.jp/tip-medicine/lecture-205/index.php>,(参照2016-02-20).
■三愛会総合病院(2016)「栄養科コンテンツ」<http://www.ims.gr.jp/sanaikai/patient/nutr.html>,(参照2016-02-22).