過敏性腸症候群(IBS)の改善克服に役立つ、ストレス緩和のためのミネラル第3弾!
今回は亜鉛です。
鉛という漢字が入っているので重金属で体に悪そうな印象がある亜鉛ですが、心身の健康維持になくてはならない栄養素とされています。
もちろんストレスの緩和にも効果が期待できるようです。
亜鉛の効果とは
今までご紹介してきたストレス緩和に役立つミネラルと同じく、亜鉛もまた健康維持に必要なミネラルとされます。
酵素、ホルモン、DNA、たんぱく質の構成や合成に使われ、免疫にも関係が深いそうです。
生きていくために必須のミネラルということになりますよね。
実際、亜鉛は身体を作る細胞すべてに含まれているといいます。
亜鉛が不足すると、さまざまな弊害がでるといわれています。
免疫の低下、皮膚の障害、傷が治りにくくなったり、貧血や心の健康にも影響が出るそうです。
そして、なんと不足すると『慢性下痢』になるという説もあります!
亜鉛が不足すると『慢性下痢』になるそうですよ!
(過敏性腸症候群の改善克服にとって無視できない情報なので2度言いました)
過剰摂取すると銅や鉄といった他のミネラルの吸収を阻んでしまうらしいので、貧血や免疫、神経の障害が起こる可能性があるようです。
そして摂りすぎるとやはり下痢が起こる可能性があるとか!
亜鉛は不足しても摂り過ぎても下痢をもたらすミネラルなのです。
過不足ないように摂取しましょう。
亜鉛を摂るのにおすすめの食品
前述した通り、亜鉛はすべての細胞に含まれているため、食品の種類も幅広いです。
バランスよく食べていれば、それほどまでに不足するミネラルではありません。
どちらかといえば動物性たんぱく質食品に多いようです。
・牡蠣、アワビ、ホタテ、パルメザンチーズ、豚のレバー、牛ロース。卵にも多く含まれています。
・植物性ではココア、かぼちゃの種、抹茶、ごま、アーモンド、えんどう豆、焼き海苔など。
亜鉛はバランス良い食事で補充。過不足なく摂ろう
亜鉛は心身のバランスをとるために必須のミネラルで、ストレスの緩和にも役立ちます。
過不足によって下痢を誘発するらしいので、過敏性腸症候群(IBS)下痢型のかたは特に注目するべき栄養素でしょう。
もしかしたらIBS症状のなかに、亜鉛が原因の下痢が含まれているかもしれませんよ!
亜鉛を適度に摂取して、ストレスを緩和すると同時に下痢の原因をナチュラルに減らしていきましょう!
※参考サイト
■国立健康・栄養研究所(2012-2014)「亜鉛解説」<http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail672.html>,(参照2016-02-24).
■ら・べるびぃ予防医学研究所(2016)「ストレス」<http://www.lbv.jp/case/mental/stress.html>,(参照2016-02-24).