過敏性腸症候群(IBS)の改善克服のためには、ストレスをうまく緩和していくことが大切です。
食事や睡眠、運動で一工夫することが効果的なのですが、なかなか取り組めない人も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに身一つで、ちょっとした時間に、しかも動かないでできる簡単なリラクセーション法をご紹介します。
それは呼吸です。
【呼吸法がもたらす効果】
緊張した時に深呼吸するとスッと落ち着いた経験はありませんか?
某有名長編コミックスのように波紋を起こすわけではありませんが、呼吸法は身体や心に影響をもたらします。
例えばヨガや太極拳、ストレッチ体操でも呼吸法は大切な要素です。
呼吸と共に体を動かすことによって優れたリラクセーション効果をも生み出し、心身ともに健康へと導きます。
心を落ちつけたりストレスの緩和という点なら、呼吸法だけでも即効性があり効果があるとされているのです。
【すきま時間に腹式呼吸をしてみよう】
呼吸法の良い点のひとつは場所や時間の制約が少ないことです。
- できるなら楽な姿勢をとり、目を軽く閉じましょう。
- まずゆっくり時間をかけて息を吐きます。腹筋を使ってかるく絞り出す感じで。
- つぎにお腹を膨らませるようにして、鼻から一気に吸います。
- 2、3をゆっくり繰り返してください。
ほんの数回、深呼吸するだけでいいのです。何十分もする必要はありません。
これだけなら通勤通学や仕事、学校のすきま時間、緊張するイベントの直前、何かでストレスを感じた直後にすぐできます。
ちょっとしたことなのに思ったよりもずっと心が落ち着きますよ。
【呼吸法を利用してうまくストレスを緩和しよう】
過敏性腸症候群(IBS)の改善克服にはどうしてもある程度時間が必要です。
そのため、できるだけ負担が少なく続けられるストレス緩和法があると助けになります。
もし食事や睡眠、運動になかなか取り組めないなら、まずは呼吸法から試してみてはいかがでしょうか。
IBSがまだ軽度なら呼吸法だけでも症状が少し改善するかもしれません。
※参考サイト
■パブリックヘルスリサーチセンター(2004-2010)「ストレス解消法(呼吸法)」<http://www.phrf.jp/ssl/stress/method/m01.html>,(参照2016-02-23).